▲上写真2枚:選別後にでた屑粒 家畜の飼料などで出荷されます。また、田んぼや畑の肥料としても使用できます。
▲上写真2枚:シワによる規格外大豆 汚粒が無い場合でも”摘んだ”ようなシワがある大豆は、規格外となってしまいます。
大豆の良好な調製は、加工者の技量によるところが大きく、技量とは調製機の性能・組合わせ方・運転能力及び大豆に関する知識のことで、調製機の性能と技術的な基礎知識は、特に重要です。
大粒・中粒・小粒・屑(くず)の4種類に選別
大豆の形状が球形であることを利用した選別機です。整粒で球形形状が良好である大豆は良く転がり、乾燥調整時に発生する偏平粒・害虫の原因による欠け粒・半割れ粒等の形状が悪い大豆はあまり転がらないので、その差を利用して選別する。(整粒の割合が少ない場合は、選別速度が遅くなります。)
▲カルトン左側:洗浄後の大豆、右側:クリーナー前 汚粒大豆は、クリーナーのタイミングによっては、効果的な手段と思われます。
くず粒の割合を小さくして栽培することが重要となります。そのためには、適期の追肥・害虫防除の見極めが大切です。なお、天候に左右されるため、時々の作業パフォーマンスが要求されます。
大豆選別作業
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▲上写真:選別作業機 作業手順:フレコンで保管してた、大豆を
コンベア⇒選別機⇒軽量機⇒袋詰め(完成)
くず粒は、肥料などに
一日あたりの選別能力は、条件が良い場合(整粒の割合が多い)は、1トンのフレコンで6〜7本です。条件が悪い場合(扁平・欠け粒・割れが多い場合)は、2本〜4本になります。
▲右写真は、選別後(右下:大粒、右上:中粒、左:小粒、)
シワの大豆は、規格外品
等級は、整粒が1等:80%、2等:75%、3等:70%、水分は15%以内、病害虫による被害粒やくず粒、異物(石・異種穀粒)が混入しないように調整しなければなりません。
クリーナーされた大豆(汚粒)
水分が十分下がっていないとき(雨が降っている時・雨上がり時)に大豆を収穫した場合に多く見られます。シワにならないように乾燥する際にある程度は、対応できますが、やはり十分大豆が乾燥しているときに収穫するのが良いです。